大人のADHDが特性を活かす方法

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自分がADHDかもしれない、または身近な人がADHDかもしれない時どのように対処していくと良いのか?

今回の記事では発達障害の1つであるADHDについて大人のADHDと言う切り口から解説をしていきます。
実は成人のADHDは全体の2~5%いるとされており稀と言うわけではありません。
また大人になってから自分がADHDだったと気づくことも多くもっと早くから知っていればよかったと思うことも珍しくありません。
ADHDであることが社会生活を難しくしうつ病や不安障害といった意思的な症状に悩まされてしまうということが非常に多くあります。
そこでこの記事ではADHDとはそもそも何かその原因は一体何かそしてどのように対処していくと良いのか自分の経験に基づいて書いています。

大人のADHDが特性を活かす方法

ADHDの3つの特徴

  • 多動性
  • 衝動性
  • 注意欠如

多動性、衝動性、注意欠如の3つを特徴とする発達障害
生活に様々な困難をきたす状態をいいます。
先ほども述べた通り人口の20人から25人に一人が該当しているとされ何も珍しい状態では無いのです。

多動性とは落ち着きがないよくしゃべる常に体の1部を動かしているといった状態でずっと髪をいじる貧乏ゆすりをする席にじっと座っているのが苦手と言う場合です。
衝動性とは思いつきをすぐ行動に移し我慢が苦手といった状態で失礼な言動思わずとってしまいがちだったり欲求を優先しがちいきなり大胆な行動をとってしまいがちと言う場合です。
注意欠如とは集中力が続かず注意が空やすく忘れっぽいといった状態で会話の途中でいきなり別のことを考えてしまったり不注意なミスの多発忘れ物や遅刻が多いといった場合です。

幼稚園小学校中学校とまだ社会人として独立する前の段階ではADHDであることがそれほど問題とはならないことも多々あります。
何とか自分なりに対処して生きていけることが多いですしむしろその人の性格や個性の問題として許容され自分がADHDだと言うことに気づかないまま大人になるケースが多くあるわけです。

しかし社会人となり仕事の内容であったり立場などがどんどん複雑になっていくにつれてADHDの主な特徴である多動性、衝動性、注意欠如といった状態が現実問題的なレベルで支障となって現れ、そのことが社会の中での生きづらさや困難となって表面化してきます。
そうしたことが重なりADHDの人はうつ病や不安症、依存症といった二次障害を抱えやすくなってしまっているのが現状です。

実はなぜ人がADHDになるのかそのはっきりとした原因はいまだにわかってはいません。
部分的にわかっていることとしては、前頭前野と言う情報の認知判断など自己コントロール能力を司る部位における神経伝達物質の働きが弱いのではないかと考えられています。
ただはっきりとしている事はADHDは脳の特性上の問題であり性格であったり気持ちの問題などでは決してないと言うことです。
またそれは生まれ持った脳の特性上の問題であるため努力によって根本的に変えると言うこともできません。
そのためADHDの人やその身の回りの人たちはそれが努力や気持ちの問題ではなく性質上の仕方のない問題であると言う認識が本当に必要なのです。

大人のADHD対応策

下記のとおり。

それでは次にADHDの人目線に立った上での自分への上手な対応策について詳しく解説していきます。
ADHDの自分への対応策すでに述べたとおりADHDと言うのは脳の特性の問題でありこれをしたらなおると言うようなものではありません。
しかしそうしたADHDと言う自分の脳の特性を活用するもしくは対処すると言う事は十分に可能です。

自分の性質を認める

まず1つ目に多動性、衝動性、注意欠如と言う特徴が自分にはあるのだということを認識することが大事です。
そうした性質を認識するだけで、どうして自分はダメなのだろうかと言うようにネガティブに自分を責め続けてしまいメンタル的に落ち込んでしまうと言うことを避けられます。
自分の努力不足のせいにしたり気持ちの問題のせいにしてしまっているとストレスが強まるばかりで自己肯定感はどんどん低下していきしまいにはうつ病や依存症といった二次障害を患ってしまいます。
実際うつ病の診断で精神科に行ったことがきっかけで自分がADHDだったことを知ると言う大人は多くいます。
自分がダメなのではなくいっそ客観的に認識しておくことで適切な対処するものができるようになります。

自分の性質にうまく対処する

多動性にしても衝動性にしても注意欠如にしてもそうした性質のマイナス面が出てくる前には必ずターニングポイントと言うものがあります。
つまり何もそうした性質が必ず悪い結果として表面化するわけではなくあくまでも傾向としてマイナス面が出てしまいがちと言うだけなのです。
例えばADHDの人がよくしてしまいがちだ忘れ物遅刻散らかった部屋不注意といった問題にしてもそれに先立つターニングポイントとも呼べる瞬間が必ずあります。
それは家に帰って荷物をポイと床に投げてしまう瞬間かもしれませんし、約束をした時すぐスケジュール帳にもしなかった瞬間かもしれません。
また視界に人の動きが入った瞬間や関係のない音や匂いを感じた瞬間かもしれません。
いずれにしても多動性衝動性注意欠如と言う特徴が悪い結果として表面化するにあたっては悪い結果になるかならないかの分かれ道が存在します。そのターニングポイントを見逃さないようにしましょう

強みを活かす

ADHDと言うのは馬力は高いもののブレーキ機能が弱く小回りのきかない車によく例えられます。スピードはすぐ出やすいのですが微妙な調整が難しくまた細かい注意ができて痛いのでちょっと下角によくぶつかりますしかしその分一気に突き進む時は他の車をぶっちぎって突き詰めます。
そんなADHDの人はひらめき力に優れ、アイディア豊富そして興味ある分野に関しては非常に高い生産性で取り組めます。ADHDの人に特色が仕事っていうの一概に決めつけることはできませんがおおまかな考え方としては自分の興味のある内容であり関係のない雑務があまり入ってこないような専門性の高い職業が向いているといえます。

大人のADHDが特性を活かせる職業

  • エンジニア
  • プログラマー
  • デザイナー
  • カメラマン
  • ライター
  • 起業家
  • フリーランス

あくまで僕が思う職業なので参考程度ですが、クリエイティブな職業がやはり向いてると思います。
その中でも正社員として雇われとして働くよりも、フリーや自分で稼げる仕事のほうがよいと思ったので上のような職業が一番コスパが良さそうだなと思いました。
個人的には起業家フリーランスなどが一番向いてると思います。
興味のある分野に優れているのでこの職業のほかにも自分でなにか夢中になれることがあるならば、それをやり続ければよいと思います。

まとめ

結論自分に合った環境をさがしていくことが重要

そのために意識する事

自分の性質を認める
自分の性質にうまく対処する
強みを活かす