ADHDの僕がフリーランス・エンジニアで活躍するまでの道のり

ADHD その他 プログラミング

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「何をしたいかわからない」「自分に何が向いているのかわからない」アルバイトや仕事はしているけれど、このままじゃダメだという気持ちがずっと胸の中にある。どう行動に移せば、自分の人生が上手くいくのかわからない そんな風に考えてはいませんか?

この記事では、そんな悩みを解決していきます。

かつての僕も、同じ悩みを抱えていました。ADHDの特性を持つために、フリーター生活の基盤であるはずのアルバイトも続かない。そんなコンプレックスを持っていた僕でしたが、いまはフリーランスのエンジニアとして活動しています。

本記事では、フリーターからフリーランス・エンジニアの道へ進むまでに僕が何をしたのか、エンジニア活動での困難をどう乗り越えてきたか。その道のりを振り返っています。

マイペースだった幼少期

兵庫県神戸市で生まれ育ち、幼少期は多くの人と関わるよりも、一人で好きなことをしているほうがずっと楽しい、そんなマイペースな子供でした。その頃は、自分がADHDだなんて思いもしていなかったので。

高校生になってからは、周りにアルバイトをする人が増えてきて、自分もアルバイトを始めるようになりました。けど、どれも長くは続かなくて、いろんなアルバイトを転々としていました。

高校三年生になると進路を決めますよね。勉強が苦手で成績も良くなかったので、進路をどうするかなんて何も考えていなくて。親の勧めで、医療系の学校に進みましたが、周りとの温度差がすごくて。

半年で中退しましたね。そのあとは、特にやりたいこともなかったので、ニート生活をしていました。

苦手なものを克服するよりも、できることに力を注げばいい

自分はADHDなのでは?と考えるようになったのは、フリーターとして過ごしているときでした。指示されたことができない、アルバイトが続かないといったことがきっかけです。

もしかしたら、自分にはどこか欠陥があるんじゃないか?そんな不安から、いろいろ調べていくうちにADHDの特徴に当てはまることに気がついたんです。

最初は、自分がADHDだなんて受け入れたくない思いがありました。いま考えれば、ただの特性でしかないんですけど。その当時は、ADHDは欠陥人間みたいなイメージがあったんでしょうね。

けれど、少しずつ意識が変わっていきました。もしも本当にADHDだと診断されれば、今までの悩みにどう対処すればいいのか道が見えるかもしれない、と。自分で考えているだけでは埒が明かない。本当にADHDなのか診断してもらうため、病院に行くことにしたんです。

結果は、想定したとおり。ADHDの診断が下りました。ショックよりも、もやもやしていた気持ちが晴れて、すっきりしましたね。それまでは、苦手なものはどうにかして克服しなければという思いがあったので。

今まで苦手だったことが、ADHDの特性が原因なら、治しようがない。できないことを頑張るよりも、できることに力を注ぐしかない。それがわかって、いろんなことが吹っ切れました。

フリーターからWEBデザイナーへ。単価の低さからエンジニアへ転向

自分がADHDだとわかっても、頭のどこかで「こんな自分のままじゃダメだ」という思いはありました。アルバイトが続かないので。若いうちはいいけれど、ずっとそれでは生きていけない。

そこでWEBデザインなら、人と関わるのも少ないし、これなら僕でも長くやっていけるんじゃないかと就職することにしたんです。将来的にWEBデザイナーとして独立できればと思っていたけれど、実際にやってみたら、業務量とコストが全く見合わないんですよね。

参入者も多いし、単価も安い。たとえフリーランスになっても、これで生活していくのは難しいなと感じました。その頃、外注でコーディング依頼することもあって。そのうちにWEBデザインよりもプログラミングの方が単価も高いし、独立に向いているんじゃないかと思うようになっていきました。

WEBデザイナーとして働きながら、エンジニアに転向するために、ハローワークのプログラミング研修を受けることにしたんです。

いきなりのフリーランスは難しい。現場経験を視野に入れた

できるならハローワークの研修後、フリーランスになるのが一番、僕にとってベストな形でした。でも、それまでエンジニアとしての経験も実績も皆無。現実的に考えて、いきなりフリーランスのエンジニアとして活動しても上手くいかない気がしたので、まずは就職を視野に入れました。

クラウドソーシングサイトを使って稼ぐエンジニアもいますが、そこに流れる仕事の多くは末端業務や他のエンジニアが蹴ったような案件です。そうした仕事では、自分のスキルアップや単価アップを図っていくのは難しい。

一度、正社員のエンジニアになったほうが全工程を知るチャンスが得られ、実践で経験も積めるだろうと。研修が終わると、WEBデザインの仕事を辞めてエンジニアに転職しました。

文系出身の人間が今から勉強しても、実際にエンジニアとして就職することは難しいのではないかと考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし、以下に紹介するような業種であれば、多少技術的な経験が少なくとも歓迎してもらえる風潮があります。

仕事をするうえで意識したのはADHDの特性を理解して周りに協力を得ること

ADHDの人は「口頭で指示される」ことが苦手です。そうした特性による苦手な部分を自分でも認識して、さらに周囲の人たちに理解してもらうように努めました。といっても、そんなに難しいことではありません。

たとえば、口頭での指示を紙に書いてもらう、苦手なことをきちんと伝えると同時に、自分ができること伝える、できることには率先して行動するなどです。一方的に特性を理解してもらうのではなく、双方にとってどう業務を進めていくのが一番ベストなのかを考えて、提案していきました。

目的があれば、正社員エンジニアで学べることは多い

フリーター時代、注意されたり叱られたりすると「もう嫌だ」と辞めていました。それが、正社員になると素直に聞けるようになり、辞めたいとは思わなくて。それは、いつかフリーランスになったときに、注意されたことが役に立つと思っていたからなんですよね。

実際にフリーランスのエンジニアになってからも、正社員で経験したことはとても役に立っています。正社員で全ての工程を経験して、どんなときに何に気をつけたらいいのか、どういうふうに自分が動けばいいのかがわかるんです。

最初からフリーランスだったら、全工程を知るまでにもっと多くの時間がかかっていたと思います。

フリーランスのエンジニアが悩みがちな案件獲得は大半が紹介

フリーランスになって最初に立ちはだかる壁といえば、案件の受注。安定的に仕事がないと、活動を続けるのも難しくなります。僕の場合は、紹介による受注が多いですね。正社員として働いていたのもあり、その関係者からの紹介だったり、紹介が紹介を呼んで受注できていたりします。

そもそも僕自身が人間関係ができていない相手に営業するのが、あまり得意ではないんですね。フリーランスなら、本当は飛び込み営業的なものから受注できたほうがいいのでしょうが、自分には向いていない。

飛び込み営業が得意な人は、メールやSNSを使ってどんどん案件を取っていけばいい。そうではない人は、無理に飛び込み営業せずに、口コミや紹介から仕事をもらえるように日々の仕事に向き合っていくのがいいのではないでしょうか。

ADHDでもフリーランスのエンジニアとして活躍できる

自分がADHDだとわかっていれば、やれること・やれないことがハッキリしています。特性上、苦手なものがあるので。やれないことに意識を向けるよりも、やれることに集中したほうがきっと上手くいきます。

たとえば、僕は一般企業で働くのには向いていなかったけれど、いつかフリーランスになるという目的があったから、厳しい言葉も「聞こう」と前向きに捉えられました。自分が何をしたいのか、どうなりたいのかをはっきりと思い描き、そのために必要なことはなにか?どうすれば理想に近づけるのか?を考える。

目的がないと、ただツラいだけになってしまう出来事も、目的があれば乗り越えられる。ADHDであっても、どんなエンジニアになりたいのか?エンジニアになって何をしたいのか?目的意識があればエンジニアとして活躍できます。

エンジニアになることは、難しいことではありません。プログラミングさえ学べば、エンジニアになることは簡単だからです。けれど、フリーランスのエンジニアとして継続的に活動していくなら、目先のことに捉われずに、長期的な視点で物事を考えたほうが得策です。

そんな僕はいま、フリーランスのエンジニアとして活動をしつつ、法人化してプログラミング学習をサポートしています。完全マンツーマンで、受講者の目的に合わせた完全オーダーメイドのカリキュラムです。

今の自分を変えたい方、フリーランスのエンジニアとして活躍したい方、ADHDで仕事に悩んでいる方は、一度ご相談ください。あなたにとってのベストを一緒に考えます。