どうやって学ばせたらいいの?小学生がゲームでプログラミング学習を学んだ結果

その他 フリーランス プログラミング ヲフトレ 受講者

Naoki
Naoki
子供にプログラミングを教えたいけど、自分の世代ではちゃんとしたプログラミングを学んでないのでどうすればいいかわからない。
学校の授業だけじゃ頼りないし、プログラミング学習塾に通わせたいけど勉強苦手な子供がちゃんと続けられるか不安。

今回はそんな親御さんのために現役フリーランスエンジニアとして活動させていただいてる私が
どのような学習方法がいいのかに関して順追って解説していこうと思います。

はじめに

現役フリーランスエンジニアとして活躍させていただいている私の経歴とプロフィールはこちら

経歴

  • 高校卒業後ゲーム攻略のアルバイトからITエンジニアの世界に足を踏み入れる
  • Webデザインやカタログデザイン・プログラミング等様々なアルバイトを転々とする
  • プログラミングのほうが性に合っていたためシステムエンジニアとして就職
  • 正社員として在職中は会社のIT系システムの責任者として5年半ほど活動
  • その後コロナが流行る直前にフリーランスのシステムエンジニアとして独立
  • 本業として請け負い開発やスマホアプリ開発・技術研究等を生業とする。
  • 副業としてマンツーマンのプログラミング講師として活動

個人的なプロフィール

  • フリーランスとして独立したため平日対応可能なメンター
  • プログラミングだけでなく様々な分野のIT系の知識と経験を有す
  • 飽き性と凝り性を両方併せ持つ
  • 何かを作ることが何よりの娯楽
  • 犬をこよなく愛する

対応可能なメンタリング(言語・ソフト含む)

  • パソコンの基礎教育(各種OS 検索技術等)
  • HTML5 / CSS3 / SEO / Git / Word / Excel
  • C/C++ / JAVA / C# / Swift / Kotlin
  • Python / Ruby / Go / PHP
  • JavaScript / jQuery / Vue.js / React.js
  • Lararvel / Django / Shopify
  • ラズベリーパイの構築と活用法
  • スマホアプリ開発の基礎
  • サーバー構築管理 / ネットワーク構築
  • ゲームプログラミングの基礎
  • Unreal Engin / Unity / プチコン4
  • ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
  • Photoshop / Illustrator / AfterEffects

小中学校でプログラミングが必修科目になった


そんな親御さんが急増した理由はもちろん、
2020~2021年から小中学校でプログラミングが必修科目になった!という事だと思います。

まさにそんな悩みを持つお母さんとご縁があり、小学生の息子さんのプログラミング教育をさせていただくことになりました。

こんなご時世なので、基本的にオンライン三者面談みたいな形でやらせてもらっています。

現在も継続してメンタリングをさせていただいておりまして、
初めは知らない人との対面で恥ずかしがって緊張していた息子さんでしたが、
回を重ねる毎にパソコンの操作がメキメキ上達していることに一番驚いていたのは私ではなくお母さんの方でした。

実はお母さんも先生である私も、そこまで詳しくパソコンの操作を教えているわけじゃなく
自らの興味と意思で上達したものなのです。

なぜ手取り足取り操作を教えても居ないのにパソコンの操作やプログラミングが上達したのか。

その理由は小学生なら大体の子が大好きな「ゲーム」にあります。

なぜ今の時代「ゲーム」がプログラミングを学ぶのに重要なのか


結論を先に書いておくと、どんな優秀な先生が教えるよりも
本人の好奇心こそが一番学習力を高めるからです。

何の役に立つかわからない面白くもない勉強を無理矢理するよりも、
ゲームを通して楽しく学べるほうが脳に強く記憶されます。

1つ簡単な例を出すと化学の原子記号は約118種類以上と言われていますが、
覚えるのがとても大変です。

恥ずかしながらちゃんと勉強していなかった私は正直50個も覚えていません。

当時は「すいへーりーべーぼくのふね」なんて歌や語呂で無理矢理覚えたけど、
結局は苦痛だったので大人になったらもう忘れてしまっているものです。

それと比べて世界的に人気なポケモンの総数は現在898種類という膨大な数です。

ポケモンが大好きな子供であれば、全部とは言わずとも軽く500匹以上記憶しているでしょう。

もちろん名前だけじゃなくてそのポケモンが持つタイプや特性なんかも覚えていたりします。

さらに技同士の相性なんかも記憶したりしているわけですから凄まじい記憶力を発揮していますよね。

誰かに教えられたわけじゃなく、完全に好奇心による自発的な学習の賜物です。

実際にポケモンの記憶が人生の何に役立つのかは別として、
楽しく脳に記憶するという出来事が重要になってきます。

だからこそ「ゲーム」という娯楽が学習においてとても重要な要素になります。

プログラミングは勉強が目的になると果てしなくつまらない現実


現役でプログラミングを仕事にしており、なおかつプログラミング講師をしている私が言うのもなんなのですが、
プログラミングの基礎勉強というのは目的がないと、とてつもなくつまらない勉強です。

それなのに私が教えている子は楽しくプログラミングやパソコンの操作を学べています。

その理由はもちろん「楽しく自発的に学ばせている」からです。

学校のプログラミング教育だけでは不安だなという親御さんのお話を伺ってみると、
中学校であれば専門の技術担当教師がいるのでまだ大丈夫かもしれないが、
小学生の場合は基本的に担任=プログラミングの教師になるのが不安だとおっしゃってました。

担任の先生が元プログラマだったりシステムエンジニアだったりする場合は何の問題もないですが、
恐らく大体の先生は仕事でパソコンは触れるけど、プログラミングを教えられるレベルではない。

というのが教育現場を知らなくても容易に想像できます。

教える側が楽しく教えられないのであれば、教わる方も楽しく学べるはずがありません

ましてや子供は大人が思っている以上に「楽しい」「楽しくない」にとても敏感です。

最初にも言ったとおり、楽しくない勉強というのは時間が経てば学んだことを忘れてしまうものです。

だからこそ、ゲームを通してプログラミングを学ばせるのが一番楽しく効率よく学べると私は思っています。

もちろんゲームだけでなく、学ぶ本人が楽しいことを通して学習するということが大事になります。

子供にどのように教えているか


最初にも言ったとおり、私が何かを詳しく手取り足取り教えているわけではなく
本人が好きなことをや達成したいことを聞き出していることがメインです。

もちろん最初はプログラミング講師だから先生のように振る舞わなきゃいけないと思い、
私が学んできたことを元に教えていこうかな。

という感じで大人を教える時と同様に、子供でもできる簡単だけど堅苦しいカリキュラムを組んでいました。

例えば

  • パソコンに慣れるためにキーボードの練習のためにタイピングソフトで遊んでください
  • プログラミングができるゲームのチュートリアルを進めて下さい
  • チュートリアルが終わったら自分でゲームを作ってみて下さい
  • 終わったら本格的なプログラミングを学んでいきましょう

といった感じです。

大人であれば与えられた課題に沿って進めていくことは
職場やこれまでの学生生活で慣れているので何ら問題はないのですが、これが失敗でした。

1回目の面談のときにこのカリキュラムで進めてもらおうとお母さん側に渡し、
2回目の面談のときに結果を聞いたら特段何も成長していませんでした。

その子はとても人見知りで、お母さんを通さないと自発的に意見を言わない子だったので
どうすれば学ばせられるかを面談中に考えてみて、
明らかに1つ私の方で欠落していることに気付けました。

それは、「楽しく学ばせる」ということです。

子供に楽しく学ばせる方法とは


子供側に立って考えてみると、私が考えたカリキュラムは明らかになんにも楽しくない欠陥品でした。

そこで私は息子さんに今ハマってるゲームは何?って聞いてみると、

男の子
男の子
フォートナイトとか……マインクラフト!

と返って来たので私もマインクラフトは発売当時からプレイしていたこともあり、
息子さんがマインクラフトで今やっていることや、これからやってみたいことを色々ヒアリングしました。

その結果、「マインクラフトを自分の好きなように拡張して遊ぶ」という結論に行き着きました。

これだけ見るとゲームを楽しませてるだけなんじゃないか?とも思われるかもしれませんが
「好きなように拡張して遊ぶ」というところがミソです。

マインクラフトを拡張するにはニンテンドースイッチやプレイステーション・スマートフォンでは難しく、
パソコン版マインクラフトが必要になり、さらにそれを実現するにはパソコンの操作という基本的なスキルが必要になります。

なおかつ海外のサイトにアクセスして、自分の遊びたい特定のファイルをダウンロードして、
そしてダウンロードしてきたファイルをマインクラフトに特殊な方法でインストールする必要があるため
パソコンの操作を否が応でも覚える必要があります。

タイピングソフトでキーボードの操作を覚えるよりも、グーグルとかで自分の好きなものを検索させたり
目的を達成するためにキーボードを扱うことを繰り返すほうが楽しいですし自然と身につきます。

それ移行息子さんはとてもそれが楽しくなったのか、
ほぼ毎日自発的にパソコンをいじるようになったとお母さんから報告を受けました。

実際メンタリングした子供がどうなったか


自発的にパソコンを操作し、検索し、自分の求めているものにたどり着ける技術が
1・2週間ほどで身についていました。

Webカメラ通話で上達ぶりを画面共有をして見せてもらっていたのですが、
特定のフォルダを開いてという私の指示をお母さんにつたえている最中に
お母さんが伝達するよりも先に既に開いていてびっくりしていたのがとても印象的でした。

正直私もお母さんも、子供の好きなことに対する上達率を甘く見ていたようです。

息子さんが私に慣れてきたというのもあるかもしれませんが、
どうしても自分だけではわからなかった箇所をまとめてもらって、
自らメンタリングのときに聞いてくれるようになりました。

ある意味私達ヲフトレのメンターの主な役目としてはこの
「どうしても自分ではわからない場合」の解決すること手助けをするのが本来の目的でもあります。

本格的なプログラミング学習はもっと先にしたほうがいいかなと思っていたのですが、
プログラミング学習に関してもマインクラフトでは「レッドストーン回路」という、
ゲーム内でプログラミングの基礎が学べる仕組みが用意されています。

ゲームをプレイしていると、ゲーム内で単純作業を自動化しようとするために
レッドストーン回路をかならず使う必要があるため、
全然楽しくもないプログラミングの基礎を無意識に学んでいます。

もちろんレッドストーン回路を極めれば基礎だけではなく、
ゲーム内で本格的なプログラミングも可能です。

これを終えてから本格的にプログラミングを始めるのと、
いきなり面白くもないプログラミングの基礎を始めるのでは天と地の差が生まれてしまいます。

教える立場ではありますが、自分から見た子供世代をみていると
子供の柔軟な発想や行動力はとても勉強になります。

実際お母さんの声

ここまで読んでいただいた方であれば想像はつかれると思いますが、
お母さん自信が、息子さんのパソコンスキルの成長に一番驚いていました。

お母さん
お母さん

今後も長期でパソコンの技術やプログラミングを教えてあげて欲しい

とお願いされたのが、いちエンジニアとして素直に嬉しくなってしまいました。

最後に

年上や近い年下に教えるということは正社員時代にやってきましたし、
ヲフトレのメンターとして自分よりはるかに年上だったりする人をメンタリングしてきましたが、
小学生を教えるというのは初めての試みでした。

メンターをやるまでは転職したい大人ばかりが対象かなと思っていたのですが、
昨今の義務教育ではプログラミングが必修科目になったということで、
学校のプログラミング学習のカリキュラムに不安がある親御さんからのご相談も増えてきております。

最初はオンラインで声だけのやり取りで顔が見えないと不安という方には
※Webカメラ面談もしくはオフラインでの対応も可能です。
※ オフライン面談をご希望の方は交通費をご請求させていただく場合がございます。

追伸

教科書に沿っていくだけのような機械的なメンタリングではなく
その人に合ったカリキュラムを組んで、なるべく楽しく学習してもらって
最終的に頼んでよかったなと思っていただければ幸いです。

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